「AI議事録ツールを無料で、日本語対応のもの比較したい」——会議が多くなるほど切実な悩みですよね。本記事では、2026年5月時点で日本語精度が高く、無料プランがあるAI議事録ツール5本(Notta/tl;dv/Rimo Voice/toruno/AutoMemo)を、料金・無料枠・対応会議ツール・要約機能まで横並びで比較します。読み終える頃には、自分の会議スタイルに合った最適な1本が決まります。
AI議事録ツールを無料で選ぶ前に押さえるべき3つのポイント
AI議事録ツールは「無料」と書かれていても、その中身は大きく違います。月の録音時間制限、要約機能の有無、対応する会議ツール(Zoom/Google Meet/Microsoft Teams)の違いを理解せずに選ぶと、後で「結局有料プランに切り替えるしかなくなった」という事態になりがちです。
無料プランで何分まで使えるかを必ず確認する
AI議事録ツールの無料プランは、月あたりの録音・文字起こし時間に制限があります。たとえばNottaの無料プランは「月120分まで」、tl;dvは「月10件まで」、Rimo Voiceは初回登録時に60分の無料トライアルが付与される、といった形式です。週1〜2回の30分会議なら無料枠で足りますが、週3件以上の長時間会議をこなす方は最初から有料プランを検討した方が結果的にコスパが良くなります。
日本語の文字起こし精度をチェックする
「日本語対応」と書かれていても、実際の認識精度はツールによって差があります。日本企業が開発したRimo Voiceやtorunoは日本語に特化した音声認識を採用しており、専門用語や固有名詞の精度が高い傾向にあります。一方、海外発のtl;dvやOtter.aiは英語圏での実績は豊富ですが、日本語の固有名詞は誤認識しやすいケースもあります。
普段使う会議ツールと連携できるかを確認する
Zoom/Google Meet/Microsoft Teamsのどれを業務で使っているかで、選ぶべきツールは変わります。tl;dvはGoogle MeetとZoomへの自動参加に強く、NottaはZoom・Meet・Teamsすべてに対応します。Rimo VoiceやAutoMemoは録音ファイルのアップロード方式が中心なので、リアルタイム参加にこだわらない方に向いています。
無料で使えるAI議事録ツール 日本語対応おすすめ5選の比較表
まずは全体像を把握できるよう、主要5サービスを一覧で比較します。料金は2026年5月時点・税込・個人向けプランを基準にしています。
| サービス名 | 無料プランの上限 | 有料プラン(月額) | 日本語精度 | 対応会議ツール |
|---|---|---|---|---|
| Notta | 月120分/1ファイル3分まで | 1,317円〜(プレミアム) | 非常に高い | Zoom/Meet/Teams |
| tl;dv | 月10件まで/録画・要約無料 | 約2,400円〜(Pro) | 標準 | Zoom/Meet |
| Rimo Voice | 60分無料トライアル | 4,950円〜(Pro/個人) | 非常に高い(日本語特化) | 音声・動画アップロード |
| toruno | 3時間/月(フリープラン) | 1,650円〜(パーソナル) | 高い(日本語特化) | PC音声録音/アップロード |
| AutoMemo | 月1時間まで無料 | 1,480円〜(パーソナル) | 高い | 専用デバイス/アプリ |
無料枠の長さで選ぶならtoruno(月3時間)、Zoom・Meetでのリアルタイム自動参加を重視するならNottaかtl;dv、録音済み音声を高精度で文字起こししたいならRimo Voiceが有力候補です。
Notta(ノッタ):無料プランで月120分・98%超の日本語精度
Nottaは104言語に対応する多機能AI議事録ツールで、日本語認識精度は98.86%という高水準を公表しています。無料プランでも月120分まで録音・文字起こしが可能で、ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsへの自動参加にも対応します。
無料プランの主な機能
- 月120分までの録音・文字起こし(1ファイルあたり3分まで)
- Zoom/Meet/Teamsへの自動参加(Bot形式)
- 104言語の文字起こし対応
- 録音データのクラウド保存・検索
有料プランにアップグレードすべきタイミング
無料プランの「1ファイル3分まで」という制限は、実会議で使うには厳しい設計です。30分以上の会議を頻繁に行うなら、月額1,317円(年払い時)のプレミアムプラン(月1,800分)にすぐ切り替えるべきでしょう。AI要約・話者識別・複数フォーマットのエクスポートも有料プランで解放されます。
こんな人に向いている
Zoom/Google Meetで定例ミーティングを多く持つ営業職・コンサルタント、海外メンバーとの英語会議もある方に最適です。Otter.aiからの乗り換え先としても人気があります。
tl;dv(ティーエルディーブイ):Google Meet・Zoom連携が無料で使える
tl;dvはGoogle MeetとZoomの会議を自動録画・文字起こしし、AIで要約まで作成する欧米発のサービスです。無料プランでも月10件まで会議の録画と要約が無料で、40以上の言語に対応します。
tl;dv無料プランで使える機能
- 月10件までの会議録画・文字起こし
- AIによる自動要約・アクションアイテム抽出
- Google Meet・Zoomへのワンクリック自動参加
- 動画のタイムスタンプ付きハイライト共有
有料プラン(Pro/月額約2,400円)の追加機能
Proプランでは会議数が無制限になり、CRM連携(HubSpot・Salesforce)、AIテンプレートによる議事録自動生成、過去会議の横断検索が可能になります。チームで議事録を共有する文化があるなら、Businessプラン(月額約8,000円)の方がROIは高くなるでしょう。
tl;dvの注意点
日本語認識精度は標準的で、専門用語の多い会議ではNottaやRimo Voiceに劣るケースがあります。UIは英語ベースで翻訳済み箇所はありますが、日本語ネイティブ感はやや弱めです。
Rimo Voice(リモボイス):日本語特化で精度を最優先するなら一択
Rimo Voiceは日本企業(Rimo合同会社)が開発した、日本語特化型のAI議事録ツールです。日本語の固有名詞・専門用語・話者分離に強く、医療・法律・金融など正確性が求められる現場でも導入されています。
料金プラン(個人向け)
- 無料トライアル:初回登録時に60分の無料利用枠
- Proプラン:月額4,950円(個人・文字起こし時間無制限)
- 従量課金プラン:使った分だけ支払う形式(30秒あたり22円)
Rimo Voiceの強み
音声ファイルや動画ファイルをアップロードする方式が中心で、Web会議のリアルタイム参加よりも「すでに録音した会議の文字起こし」「インタビュー音源の書き起こし」「セミナー動画のテキスト化」に強みがあります。日本語に特化したAIモデルを採用しているため、固有名詞の認識率が他サービスと比べて明らかに高い傾向にあります。
こんな人に向いている
記者・ライター・研究者・士業など、文字起こし結果をそのまま原稿・記録として使う必要があるユーザーに最適です。料金は他より高めですが、修正にかかる時間を考えるとトータルでお得になるケースが多くあります。
toruno(トルノ)とAutoMemo:無料枠が長く日本企業向けの安心感
残る2サービスは、無料プランの利用枠が長く、日本企業が開発しているため日本語UI・サポートが充実している点が魅力です。
toruno(リコー提供)の特徴
torunoは大手OAメーカーのリコーが提供する議事録作成ツールで、フリープランで月3時間まで利用できる点が大きな魅力です。PCの音声をそのまま録音・文字起こしする方式のため、Zoom/Meet/Teamsに加えて電話会議・対面会議の録音にも対応します。
- フリープラン:月3時間まで(無料)
- パーソナルプラン:月1,650円(30時間/月)
- AI要約機能・ブックマーク・話者分離に対応
AutoMemo(ソースネクスト提供)の特徴
AutoMemoは録音から文字起こし、要約、共有までを1つのアプリで完結できる手軽さが特徴です。スマホアプリ・専用ICレコーダー・PC版が用意されており、対面の打ち合わせや取材にも使いやすい設計です。
- 無料プラン:月1時間まで
- パーソナルプラン:月1,480円(月30時間)
- OpenAI Whisperベースの高精度文字起こし
2サービスの使い分け
PC会議中心ならtoruno、スマホで対面の打ち合わせやインタビューを録音したいならAutoMemo、と用途で分けるのが現実的です。どちらも日本企業のサポートを受けられる安心感は、業務利用において見逃せないポイントです。
まとめ:AI議事録ツールは無料で日本語対応のものから試そう
2026年5月時点で「無料で使える日本語対応AI議事録ツール」を選ぶなら、以下の基準で判断するのがおすすめです。
- Zoom/Meetでのリアルタイム自動参加重視 → Notta(月120分無料)/tl;dv(月10件無料)
- 日本語精度を最優先(録音ファイル中心) → Rimo Voice(60分無料トライアル)
- 無料枠を長く使いたい → toruno(月3時間無料)
- スマホで取材・対面打ち合わせを録音 → AutoMemo(月1時間無料)
まずは無料枠で2〜3サービスを試し、自分の会議パターン(時間・参加人数・専門用語の多さ)に合うものを見極めてから有料プランに移行するのがもっとも失敗しない選び方です。無料プランの上限を月の中盤で使い切るようなら、それは「あなたにとって時間を節約できる価値ある投資」のサインだと考えてよいでしょう。
議事録作成にかかっていた時間を、より創造的な仕事に振り分けていきましょう。
