Feloの使い方|日本語で使えるAI検索の活用手順とつまずき対処【2026年版】
「ChatGPTで検索しても出典がわからない」「Perplexityは英語情報が多くて使いにくい」——そう感じたことがあるなら、Felo(フェロー)は試す価値がある。Feloは日本のSparticle株式会社が開発したAI検索エンジンで、日本語の質問に対して日本語の回答を返しながら、英語・中国語など多言語の情報源まで横断的に調べてくれる。
本記事では、Feloの基本的な使い方をステップで解説しながら、実際に使ってみて気づいた「深度検索の回数制限」「出力言語が英語になる問題」などのつまずきポイントと対処法まで、丁寧にカバーする。無料でどこまで使えるか、有料プランに上げるべきかの判断基準も示す。
Felo・Perplexity・Gensparkを独自軸で採点比較
まず「Feloが自分に合うかどうか」を判断しやすくするために、主要AI検索3サービスを以下5つの軸で採点した。評価は筆者が実際に使って確認した内容を基に1〜5点で評価している。
| 評価軸(何を見たか) | Felo | Perplexity AI | Genspark |
|---|---|---|---|
| 日本語精度(回答の自然さ) | 5 | 3 | 4 |
| 出典の明示(信頼性確認) | 4 | 5 | 3 |
| 無料枠の使いやすさ | 3 | 3 | 3 |
| スライド・資料生成機能 | 4 | 1 | 5 |
| 仕事の情報収集・リサーチ | 5 | 4 | 4 |
評価の前提: 筆者はビジネス向けリサーチ(市場動向・競合調査・技術解説)での活用を主軸に採点。専門的なカジュアル情報収集(SNS・ニュース速報)は加点要素に含めていない。
- Feloが勝る点:日本語の質問・回答の自然さ、国内情報と海外情報を一度に引ける
- Perplexityが勝る点:出典の引用が詳細で学術・英語系リサーチに強い
- Gensparkが勝る点:スライド資料の自動生成(Gensparkの使い方はこちらで詳しく解説)
Feloの基本機能と料金プラン
3つの主要機能
Feloを使う前に知っておきたい機能は3つだ。
- AI検索(通常検索・深度検索):質問文を入力すると複数の情報源をまとめて要約して回答。深度検索はより詳細な分析を行うが1日の利用回数に制限がある
- マインドマップ生成:調べた内容を自動的に視覚的な構造図に変換。複雑なテーマを整理するのに便利
- スライド自動生成:検索結果やテキストをもとにPowerPoint形式のプレゼン資料を自動作成。Proプランで強化される
料金プランの比較
| 項目 | 無料プラン | Proプラン(月払い) | Proプラン(年払い) |
|---|---|---|---|
| 月額 | 0円 | 2,099円/月 | 1,750円/月(年一括) |
| 通常検索 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| 深度検索(プロ検索) | 5回/日 | 300回/日 | 300回/日 |
| AIモデル選択 | 標準モデルのみ | GPT-4o・Claude等 | GPT-4o・Claude等 |
| スライド生成 | 制限あり | フル利用可 | フル利用可 |
出典:Felo公式サイト(2026年6月時点)
毎日リサーチ業務に使うなら年払いProプランが費用対効果で勝る。週に数回の利用なら無料プランで十分なケースが多い。
Feloの始め方と基本的な使い方【ステップ別】
ステップ1:アカウント作成(5分以内)
- felo.ai にアクセスする
- 右上の「サインアップ」ボタンをクリック
- Googleアカウントまたはメールアドレスで登録(Googleが最速)
- ログイン後、UIが日本語で表示されていることを確認する
注意:初回ログイン後、インターフェース言語が英語になっている場合がある。右上のプロフィールアイコン → 設定(Settings)→ Language から「日本語」に切り替えることで日本語UIになる。
ステップ2:基本検索を試してみる
- ホーム画面中央の検索バーに質問を日本語で入力する
- Enterキーを押す(または送信ボタンをクリック)
- 数秒でAIが複数の情報源をまとめた回答が表示される
- 画面右側または下部に出典URL一覧が表示されるので、重要な情報は元記事を確認する
基本検索は回数無制限なので、普段のGoogle検索の代わりに気軽に使える。ただし「深度検索(プロ検索)」は無料プランでは1日5回限りなので、重要なリサーチに絞って使うこと。
ステップ3:深度検索でリサーチを深掘りする
検索バー下の「深度検索」または「プロ検索」を選択してから質問を入力すると、より多くの情報源を横断的に調べ、詳細な分析レポートを生成してくれる。
仕事での活用例:
- 「〇〇業界の2026年最新動向を教えて」→ 国内外の業界レポートを横断的に要約
- 「△△製品の競合比較をまとめて」→ 複数メディアの評価を集約した比較レポート生成
- 「□□の導入事例と費用感を知りたい」→ 公式情報と口コミを整理して提示
ステップ4:マインドマップ・スライド生成を活用する
検索回答の右上に「マインドマップ」ボタンが表示される場合がある。クリックすると検索結果が視覚的な階層図に変換され、全体像を把握しやすくなる。
スライド生成は「スライドを作成」ボタンから起動できる。検索結果をベースに、タイトル・箇条書き・セクション構成が自動で作成される。完成したスライドはPowerPoint形式でダウンロード可能。
スライド自動生成AIの詳しい比較については、Deep Researchを含むAI検索ツールの徹底比較記事も参考になる。
Feloで「つまずく」ポイントと対処法
つまずき1:深度検索が「上限に達しました」と表示される
原因:無料プランの深度検索は1日5回が上限。この回数を使い切ると「本日の利用上限に達しました」というメッセージが表示される。
対処法:
- 翌日(日本時間0時リセット)まで待つ
- 回数が少ない場合は「通常検索」で代用する(質の差はあるが、日常的な確認用途には十分)
- 毎日リサーチで使う場合はProプランへのアップグレードを検討する(月2,099円)
つまずき2:回答が英語で出力される
原因:検索結果の引用元が英語の場合、AIが英語でまとめてしまうことがある。また、デフォルトの出力言語が英語に設定されているケースもある。
対処法:
- 質問文の末尾に「日本語で回答してください」と追記する
- 設定(Settings)→ Language から「日本語」に変更する
- 「フォーカス機能」で日本語の情報源(日本のWebサイト)に絞る
つまずき3:情報が古い・事実と違う
原因:AIが複数の情報源を統合するため、古い情報や誤情報が混入することがある。特に製品の料金・機能仕様・廃止情報は変化が早い。
対処法:
- 「2026年最新の〜を教えて」など時期を明示して検索する
- 表示された出典URLを必ず確認し、公式サイトと照合する
- 重要な判断に使う情報は、Felo回答を「仮説の起点」として扱い、公式一次情報を最終確認源にする
つまずき4:機密情報を入力してしまう
原因:設定によっては入力内容がAIの学習に使われる可能性がある(外部APIを経由するため)。
対処法:
- 社外秘の顧客情報、個人情報、内部価格・契約情報はFeloに入力しない
- 感度の高い情報は自社のセキュリティポリシーに沿って取り扱う
仕事でFeloを使いこなす5つの活用パターン
1. 商談前の競合リサーチ(30分 → 10分に短縮)
「〇〇社の強みと弱みを、競合と比較してまとめて」と深度検索に入力するだけで、複数メディアの評価をまとめたレポートが生成される。従来のGoogle検索でタブを何十個も開く作業が大幅に削減できる。
2. 市場動向の週次モニタリング
毎週月曜日に「〇〇業界の先週の主要ニュースと動向を教えて」と検索することで、情報収集を定型化できる。回答をそのままコピーしてチームへの週報テンプレートに活用する使い方も有効だ。
3. プレゼン資料の下書き作成
「□□についての提案資料の構成と主要ポイントをまとめてスライドにして」と入力すると、スライドの骨格が自動生成される。デザインの細部は手直しが必要だが、「何を伝えるか」の構成を0から考える時間が大幅に短縮される。
4. 新しいツール・サービスの概要把握
「〇〇というAIツールの特徴・料金・競合との違いを教えて」と検索すれば、導入検討の初期情報収集が数分で完了する。ただし料金など変化が早い情報は必ず公式サイトで最終確認すること。
5. 外国語の資料の要点把握
英語・中国語などの資料URLをFeloに貼り付けて「この内容を日本語で要約して」と入力すると、翻訳+要約を同時に処理してくれる。海外の技術ドキュメントやプレスリリースの概要把握に便利だ。
また、PerplexityなどのAI検索ツールとの使い分けについては、Perplexity AIの使い方ガイドと合わせて読むと、どちらが自分の用途に合うか判断しやすい。
こういう人はFeloを選ぶな(逆説的アドバイス)
Feloは万能ではない。以下に当てはまる場合、Feloより別ツールを優先した方がいい。
- 学術論文・引用を厳密に管理したい場合:Perplexityの方が論文引用(DOI付き)に強い。研究用途はPerplexityを選ぶべき
- SNSリアルタイムトレンドを追いたい場合:XやInstagramの最新投稿動向はGrokやPerplexityのSNSフォーカス機能の方が優れる
- 深度検索を一日に何十回も使いたい場合:無料プランでは5回しかないため、重度ユーザーはProプラン(月2,099円)が必須。それでも足りない場合は別のワークフローを検討する
- 完全ローカル環境で使いたい場合:FeloはクラウドベースのサービスなのでOSSのオフライン検索には対応していない
まとめ:Feloはビジネスリサーチに最適な「日本語AI検索」の本命
Feloの最大の強みは「日本語で聞いて、日本語で理解できる精度」と「多言語情報源の横断検索」の組み合わせにある。Perplexityのように英語圏の情報に偏ることなく、国内外の情報を日本語でまとめてくれる点は、日本のビジネスパーソンにとって実質的な価値が高い。
無料プランでも基本検索は無制限に使えるので、まずは試してみて、「深度検索が5回では足りない」と感じたタイミングでProプランへの移行を検討するのがおすすめの進め方だ。
- 使い始め → 無料プランで基本機能を試す
- 毎日使う人 → Proプラン年払い(月換算1,750円)が費用対効果で最適
- スライド作成も重視する人 → Proプランのスライド生成フル利用が前提
AI検索を仕事の情報収集の軸に置くかどうかを試す最初のツールとして、Feloは現時点で最も導入しやすい選択肢の一つといえる。

